前回製作したサイクルスタンドは、高さが若干低め。
かつ、接地面を真っすぐ切断できずに安定性に欠ける…ということで、今回は改善策をいろいろ施してver.2の製作に取り掛かりました。
高さが不足したのは、単純に作業ミスなので、今回は2×4の10フィートを正確に1000mmで切断して脚部に使用します。
問題は切断方法。
素人日曜大工の鋸の腕前では何かしら工夫が必要…と。
今回は、幸い友人から丸鋸を借りることができたので、これを活用させてもらいました。
ただし、一般的な丸鋸の切断可能寸法は30mm~50mm程度。
2×4材の長辺方向は89mmあるので一気に切断するのは無理。
そんなコトができるのは製材所にあるような大型のものじゃないと。
というわけで、まずは丸鋸で30mmの切り込みを入れて、そこからは先は鋸で手で切断という二段作業で進めていきます。
17度の冶具を作る
スタンドの足つき部分は17度の角度を付けて製作しないと、平地できちんと接地しない。
ところが、この17度の角度を目分量で切ろうとしても絶対無理なのは、前回の作業で痛感してるので、今回は簡易的なものながら冶具を作成。
「器用さに頼るな、冶具を作れ」です。
前回作ったスタンドの脚部材を外して、これを5本並べます。
そこに17度の角度で、マーカーで墨入れ。
これもお借りした工具ですが、角度測定には非常に役に立つ。
この線に沿って、適当な板を打ち付けて固定。
ただし、真ん中の一本は固定せずに、最後に抜きます。
こうして、固定しなかった一本の代わりに切断する脚材を差し込み、上に固定した17度に傾斜した板に丸鋸を押し付けながら切れば、ほぼ正確な17度で切断できる…という寸法。
まぁ、素人が考えた簡易的な冶具ですが、素人故に効果は抜群。
丸鋸切り込みに関しては、ほぼ完璧な作業ができました。
あとは、残った50mmほどを、鋸で切断するわけですが、途中までの切り込みに歯を当てながら切断できるので、前回の仕上がりに比べると平坦度が全く違います。
もちろん素人作業なので、多少の段差や曲がりはありますが、許容できる範囲ですし、気になるようなら電動カンナで均します。
固定方法が難しいので、これも何か工夫が必要ですが。
というわけで、まずは作業その1「切断」は無事終了。
次回は「塗装」の予定です。