ロードバイクのコンポ交換のために専用工具をいくつか揃えました。
が、なぜかワイヤー、チェーンの類が届きません(泣
というわけで、最近BBから異音が聞こえ始めたような気がするMTBのクランクを外して、BBのチェックをしょうかと思い立ちました。
オクタリンクのクランクを外す
ちなみに使ってるコンポは古いDeore。
型式で言うと、FC-M530
クランク軸が中空なのでホローテックではありますが、BBの形式はクランク一体型のホローテック2ではなくて、オクタリンクという嵌め合い方式。
どちらから作業しても大丈夫でしょうが、なんとなくチェーンリングの無い左側から作業してます。
まずは10mmのアーレンキーでクランクを固定してるボルトを外します。
メンテ本には8mmって記載されてるのが多いんですが、時期やモデルによって違うのかも。
まぁ、大きい方が強度が出ますので、クランク固定には向いてるんでしょう。
TL-FC10の使い方
クランクとBB軸は、テーパーでの嵌め合いになってますので、そのままでは外せませんので、専用工具TL-FC10を使います。
この工具、先端の太い部分のネジをクランクに固定して、細い部分のネジを押し込んでいくと、内側から細い部分の先端がせり出してBB軸に当たり、クランクを手前に押し出して取り外すという仕組み。
ただし、TL-FC10単体だと、BB軸が中空になっているため押し出すコトができないために、BB軸の中空部分にTL-FC15というキャップのようなアダプタをかぶせて使います。
こんな形でTL-FC10とTL-FC16をセット。
レンチ2本で取り外し
後はレンチ2本を使ってクランク取り外しを行います。
1本でもいいんでしょうが、そうすると太い部分のネジが、どんどんクランクに締まりこんで取り外しに苦労しそうなので、用意できるなら2本のレンチでやった方がよさそう。
ちなみに写真では17mmのレンチが写ってますが、この部分のサイズは15mm。
手持ちに該当するレンチ無かったので、実際の作業はモンキレンチ使ってマス。
締め込んでくと、どんどんクランクが手前に動いてきます。
上から見るとこんな感じ。
クランクが抜けるとBB軸が出てきます。
BB軸の先端にはTL-FC16が被さってる状態ですね。
ちなみに、BB軸のクランクに嵌まりこむ部分の凹凸が八箇所あるところがオクタリンクという名称の由縁。
これ以前は、小さな四角の軸でしたので、この方式で強度もあがり性能も向上したとのこと。
まぁ、いまはもっと新しい規格が出て、強度はさらに向上してるようです。
左側が終わりましたら、右側も同じように取り外します。
クランクの取り外しでは、ネジが逆になってるということもないために、全く同じように作業します。
こちらの作業では、チェーンリングのギアで怪我をしやすいので注意。
なるべく軍手なり、作業手袋などで、手を保護しながら作業しましょう。