来年から、UCIの国際ロードレースにも油圧ディスクブレーキが本格的に導入されるようです。
もちろん、従来のキャリパーブレーキも存続しますし混走状態になるのは間違いないでしょうが、将来的にはディスクが主流になるような気がします。
今はロードバイク+油圧ディスクブレーキというと、グラベルロードの一部だけの対応ですが、将来的にはすべてのロードバイクに装着される可能性は高いです。
理由はシンプルで、その方がカーボンホイールの性能を発揮できるから。
現在、レースで主流のカーボンホイールですが、現在のブレーキでは、リムにブレーキシューを受ける壁面を整形する必要があります。
この壁面が不要になるのなら、より強度をあげ、軽量化したカーボンホイールが誕生するのは容易に想像つきます。
加えて、ロードバイクの場合は、MTBのような強烈なストッピングパワーよりは、繊細なコントロール性の方が求められますし、キャリパーやローターの小型軽量化も進むはず。
重量的なデメリットはすぐに解消される方向にいくと思われます。
あくまで予想ですが。
MTBで油圧を覚えよう
とはいえ、現在は様々な規格が乱立してる状態で、今現在のディスクブレーキに対応したロードバイクを求めるのは少々リスクがあるのは確か。
ディスク台座に関してはマウントアダプターがあれば何とか解消される気がしますが、ホイール側の対応と、フレームのスルーアクスル化は紆余曲折が予想されます。
というわけで、オススメするのは、すでに油圧ディスクブレーキが一般化したMTBを購入して、その扱いに慣れておく…というモノ。
すでに10万円以下のMTBにも搭載されてます。
ワイヤーでコントロールされるのが通常の自転車で、油圧を使ってコントロールする仕組みを覚えるのはけっこう面白い体験です。
自分が購入したRAID227(中古)も、残念ながらというか、幸運にもというか、リアブレーキの油圧ホース内にエアが混入している様子で、エア抜きが必要です。
さっそく、オイルと必要な道具を発注…今週末には初のエア抜き作業です。
他にも油圧のサスペンションなど、扱ったコトのない装備のメンテナンスが必要になりますし、これはこれで楽しみが増えました。
山遊びも覚えよう
最近の自転車ブームは、ロードバイクを中心に広がっているようですが、正直、ロードバイクだけ…っていうのは、少々もったいないと思ってまして。
摩擦係数の少ないグラベルでは、回した分だけのパワーは路面には伝わりません。
タイヤと路面の関係に気を配りながら、ペダルに戻ってくる感覚を元にパワーをコントロールする術を身につけないと、脚力を無駄にするだけです。
バイクコントロールのスキルアップにもなりますし、無駄の無いペダリングを覚えるトレーニングにも効果的です。
そしてなんといっても山遊びは楽しいです。
まさに自然の中を走る…MTBは山でこそ楽しい。
必ずしも走れる道ばかりとは限りませんし、時には押したり、担いだり。
自転車を支えにして小川を渡ったりと、ロードバイクでは味わえない魅力もたくさんあります。
問題は、そーした山や林道へのアクセスパス。
場所によっては勝手に入り込むと怒られる場所もありますから。
せっかく今年はMTBを新調(中古ですが)しましたので、男鹿半島でライドできるグラベルコースを、どんどんチェックしていく予定です。
さすがに積雪になると厳しいですので、雪が降る前のわずかな期間と、春先のまだ雑草が生い茂らない時期を中心に、グラベルライドも企画していきたいところ。
海と山とが接近する男鹿半島。
舗装路だけでは勿体無いです。