タイトルの通りです。
中古で購入したラピエールRAID227のリアブレーキが、倒立させたり、30度ぐらいの傾斜地に持って行くと油圧ディスクのオイルラインにエアが入り込んで、ブレーキレバーがスカスカになってしまいます。
というわけで、さっそくエア抜きにとりかかりました。
油圧ディスクの型番は、BR-M355です。
shimanoの油圧ディスクではエントリー向けの機種ですが、ちゃんとメンテしてあげれば抜群の効きを発揮してくれるはず。
用具を準備
今まで油圧モノを取り扱ったことがないために、まずは必要なモノを調達します。
まずはSHIMANOのミネラルオイル。
50mlで1,000円と、すごくお高いオイルで、きっと代替品があるんでしょうが、まぁ今回は純正品にて。
ブレーキレバーに装着するじょうご。
ネットで調べてみると、特になくても出来そうですが、今回はメーカー指定に従います。
ただ、実際に使ってみると、ブレーキレバーの気泡抜きの穴にネジ込んで固定するようになってるようで、確かに便利なような気もします。
で、オイルをキャリパーから注入するための注射器。
これ、選定失敗しました。
50ml用を選んではダメです。
Amazonで、よく一緒に購入されてるモノとしてリストされてたので適合するかと思ったんですが、注射器の先端の直径が太すぎます。
キャリパーに装着するオイル注入用ホースは外径6mm、内径4mmです。
こちらの50ml用は一回り大きくて30ml用か、20ml用を選ぶべきでした。
注射器やホースの類はバイク用品としての取り扱いもありそうなので、そのうち、その手のショップもチェックしておくことにします。
手順はメーカー指定の通りでいきます。
マニュアルはshimanoのサイトからBR-M355で検索してゲットしました。
まずはバイクを固定して下準備
バイクは前輪を上げた状態にして、ハンドルが動かないように固定します。
今回はメンテスタンドとガムテープで固定しましたが、ハンドルはもう少しがっちり固定できたほうがよさそうなので次回考えます。
万が一、オイルの扱いをミスってブレーキローターにオイルが付着すると大変らしいので、リアホイールを外します。
ここでキャリパーのパッド間に、パッドスペーサーを挟みます。
後でブレーキレバーを握って作業をするトコあるので、これなしではエア抜き作業はできませんので注意。
オイル注入してホース内のエア抜き
ブレキーレバーのブリードスクリューをアーレンキーで抜き取って、かわりにじょうごを装着。
続いて注射器に注入用のホースをつないで、オイルをボトルから吸い上げます。
このへんうまくやってホース内にエアが入り込まないようにするんですが、今回は初回であれこれやってるうちに、なんとかなった感じなので詳細省略。
また、注射器が大きすぎてホースがはまらなかったので、ビニールテープでがっちり巻いて無理やり固定しました。
キャリパーのゴム製のブリードボスキャップを爪でこじって外して、そこにホースを接続。
アーレンキーで、ブリードスクリューを1/8だけ緩めて、注射器からオイルを注入していきます。
これで、ブレーキレバーのじょうごに気泡が出なくなるまでオイルを注入するらしいですが、今回はブレーキホース内には気泡が無かったようで、この段階でほとんど気泡は出ず。
なので、一旦ブリードスクリューを閉めます。
キャリパーまわりからのエア抜き
オイル注入用のホースから注射器を抜いて、かわりに先にビニール袋を取り付けます。
この状態で、少しだけブリードスクリューを開き、ゆすったり、軽く叩いたりして、キャリパーまわりのエアをホースから排出させます。
ここで、たくさん出てきました。
うーん、これだけのエアが、あの細いブレーキホース内に入り込めば、ブレーキレバーがスカスカになるのも当然。
さらに…ブリードスクリューを閉める→ブレーキレバーを握る→ブリードスクリューを一瞬開ける(すぐ閉める)、という動作をすると、さらにエアが出てきます。
これを3,4回。
あらかたエアが出たようなら、キャリパーまわりのエア抜きは完了で、ブリードスクリューをがっちり締めます。
ここは、かなり強めのトルクが指定されてるトコなのでおもいっきり。
レバーまわりのエア抜き
最後に、ブレーキレバーの取り付けを緩めて上下に30度ほど傾けた状態でレバーを握ったりして、レバーまわりのエアも抜きます。
今回は、ここでもエアはほとんど出ませんでした。
あとは、じょうごに栓をした状態でレバーから抜き去り、もともとのブルードスクリューを取り付ければ完了です。
じょうごの中に残ったオイルはボトルに戻しましたが、やっぱり慣れてないせいなのか、かなりオイルを無駄にした感じ。
たぶん10mlも使えば何とかなった気はしますが、半分以上減っちゃいました。
次回は、もっと手際よくやろう。
このあと、前輪が上がってる状態のまましばらく放置してましたが、ブレーキホース内にエアが入ってる様子は見られず、ブレーキがスカスカになる様子もなく、どうやらエア抜きには成功したようです。
素人仕事にしちゃ、まずまずです。
キャリパーの位置調整
最後にリアホイールを取り付けて作業完了ですが…うーん、パッドとローターが接触してます。
ディスクブレーキは、完全に並行にホイールが入らないといけないので、本当はホイールの固定はクリックレリースじゃなくて、スルーアクスルのが欲しかったのが正直なところなんですが、中古購入なので、こればっかりは出物が無ければ仕方なし。
アーレンキーで微調整してあげればいいだけなんですが、急いでる時に接触してるのを発見したりした時は焦りそう。
リアはともかく、フロントは車載時には必ず外しますし、普段から気をつけておきたいところです。