近所の畦道を抜けて


いよいよ自転車シーズン開幕。

ですが、寒さに弱い(暑いのも苦手ですが)自分としては、まだロードバイクのスピードだと、ちょーっと寒い。

もう少しMTBで山遊びを続けようかと。

畦道散歩

というわけで、昨日もMTBで出かけて、どれ今日は寒風山のあの道の踏破にチャレンジでも…と思ってスマホのSTRAVAを呼びだそうとしたら…あら、バッテリがもう少ししかない。
やや…山道だとスマホのマップが結構大事なんだが…今更充電なんてしてられんし、どーっすか…って、とりあえず近所を走ってたら、目についた畦道。

あぁ、そーいえばこの近所にも田んぼの先に未舗装の道がたくさんあったよなぁ…と思いたち、そのままご近所の畦道探検と相成りました。

具体的には金川の山側…山の麓を、地道に開墾していった田畑の中を抜ける道。

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こっこうクネクネしてて、砂利敷だったり、ぬかるみだったり、雪が残ってたり(おかげで全体的にウェット)と変化があって散歩気分で流すにはわりかし面白いコース。

ただし、そこそこ走ると必ず行き止まりになって、引き返すことに。
どこかに抜ける(運動公園に抜ける道がないか期待してました)わけではないので、林道ツーリングには向かないです。

あと、この道を整備してるのは、おそらくこの近辺の田畑を持ってる農家さんたち。
その意味では、遊び気分で無遠慮に入り込んでいくのもどうかな…という気がしたのも事実で頻繁に行くべき道ではない気がします。

このへん、遠慮無くMTBで走れる道を探すのって大変ですね。

見捨てられる田畑

その一方で、いわゆる耕作放棄地が増えているのも実感します。
道が入り組み、大きな機械を入れづらい奥の小さな田んぼは、徐々に荒れていってます。
耕作してた頃には使っていただろう小屋が朽ちている場所も何箇所か。

それでも道が整備されてた(徒歩で通れるだけの場所もあります)のは、おそらく一番奥が水を引き込む場所になっているから。
場所によっては大きな堤に突き当たったりもします。

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今でこそ、水なんかどこででも手に入るような錯覚をしがちですが、人間の暮らしは水のある場所を基準にして成り立っているというコトに、改めて思い当たります。

不思議な光景

この先は、もうMTBでも進めませんが、ふと思い立って、その先まで徒歩で(意味もなく)分け入ってきました。
なんとなく物足りない感じがしたので。

山の中では、人がいる場所では見られない、面白い景色に頻繁に行き当たります。

倒木の切り目から垂れるつらら。

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パッと見、木の中を水が流れたのが凍って…と思いましたが、流水があるなら、この気温…もう溶けててもおかしくないですし、実際、垂れるほどの水滴も無く。
少なくとも、昨晩から出来たつららのようには見えず。

ということは、僅かに染みだす(流れるほどでない)水滴が、一冬かけて凍ったもの?
それが、いま徐々に溶けていってる?

推論は出てきますが、確証は無く。

うーん、山の中は不思議でいっぱいです。
(単に自分が知らないだけですが)

山はいいぞ

昨年秋にMTBを新調し、冬はXCスキーにも誘われ、今季はぐっと山との距離が縮んだ冬でした。
ロードバイクで舗装路を駆け抜けるのと、全く別の楽しみが、山には広がってます。

せっかく、こんなに近くに、比較的容易に分け入れる山があるんですから、こちらも存分に楽しみたいもの。

山はいいぞ。

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