白石、七ヶ宿ダムから自由に高原ライド


ちょいと思い立って仙台・白石に2日かけて遊びに行ってきました。

どちらも昔住んでた町なんですが、思えば震災以降ご無沙汰。
ちょっとした用事ついでに、車にロードバイクも積んで、あのへんライドしてこようと。

まぁ、せっかくの軽1BOXなんで、ロードバイクと一緒に寝袋と毛布で車中泊。
2日間、場所も時間も全くのフリーツアーです。

やはり宮城県でライドしたいのは蔵王なんですが、練習不足は否めないのでガチなコースは今回は回避。
もう少し楽なコースを探してみまして…やはり昔住んでた白石をスタートして七ヶ宿ダムへ。
そこからは北上して、蔵王の山々を正面に見ながらの、これまた自由に走って、適当な距離と時間をこなしたあたりで、白石に下るような感じ。

まずは白石の某SCにデポしてスタート。

始めは白石から七ヶ宿ダムへ、R108を通って。
ここ、記憶によるともっとのんびりしてたつもりなんですが、意外と交通量があって、かつトンネル多数。
ちょいとびくびくするタイミングもあるんですが、コース自体は、緩勾配を距離かけて300mほどまで標高をあげる感じで、ゆるめのライドにはぴったり。

蔵王のような大きな山地の麓らしく、渓流が多くて、いくつも橋を越えていくのは、海沿いの男鹿半島にはなかなかなくて、とてもいい。
水っていうのは「動」を演出するんですが、このへんの役目は男鹿半島だと海岸になって、ただし雰囲気はだいぶ異なり清涼感高し。

平日なので、ぜんぜん空いてるなか七ヶ宿ダム周辺を散策。
この標高だとまだ紅葉もちらほらで楽しめるほどでもないので、ここからは北側に進路をとります。

標識や看板で「やまびこ吊橋」なる文字を見て、なにかネイチャーな響きに惹かれたので、案内板なんかを頼りに進んでいきます。

あんまり下調べしてきてなかったんですが、ここから北上すると、ほぼ登り。
ただし、「山」というよりは「高原」という地形のようで、男鹿半島とかで突然出現する無茶な勾配はなく、ギアを落として登れば、さほどキツイという場所はなく急ぎでもなくのんびり登りを楽しむ。

で、着いた「やまびこ吊橋」なんですが…鉄橋じゃん。

なんか砂防ダム建設に付随して整備した散策路の一部らしく、橋の真ん中まで移動すると正面に蔵王に連なる1,705mの不忘山が。

こちらはもう紅葉していて、この時期なかなかのビュースポット。
ただ、人工的に整備した感は強めです。

この日は、結局標高300mから700mぐらいをウロウロした感じで、紅葉も標高が高くなるにつれて、色づきがよくなっていって。
特に黄色系は早めに色づいていて、かなり楽しめた。

キャンプサイト併設の公演のイチョウもなかなか。

程よく山散歩も楽しみ、時間も迫ってきたのでそこでようやく帰り道を探し始める。
基本、東側に下る道を降りていけば、どれも白石に戻れるはずなので、適当な道を選んで、そこへのルートを最短で結んで移動開始。

そこで今日一番の勾配だった、細い牧草地の間の道で見つけた、この日一番の眺望。

正面にそびえるのは、先ほどの吊橋と同じ不忘山。
ただし、こちらの方は抜群の解放感で、いやはや大きな山脈周辺に広がる高原ならではの魅力抜群の光景。

最後に見つけたこの景色に、しばし感慨深く止まり、白石へと戻りました。

距離55.9km、獲得標高1,463mの、ほどよい距離と、ほどよい登りを、マイペースでじっくり自由に楽しめた、最近になく「自転車楽しい!」なライドになりました。

また、どこかの山の麓を自由に走り回ってみたいですね。
どれだけ自転車歴が長くなっても、発見がなくなるってコトがないのは、ほんとに面白い。


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