左レバー系のパーツを先行しながらコンポの総とっかえを実行中ですが、いよいよリアディレイラーに取り掛かります。
本来なら、9速から10速にするにはスプロケットの交換も入りますが、今回はホイールに装着したまま譲っていただいたので、この作業はナシ。
スプロケットを交換する場合は、専用工具(ロックリング回し、小ギア抜き)が必要になりますのでご注意。
リアディレイラーの交換は、アーレンキー一本で作業可能です。
せいぜい、固着防止にグリスを塗っておくぐらいで難しい作業は一切なく、すぐに完了します。
チェーンも交換
これまた10速用にあらたに用意したチェーンを通します。
今回はアルテグラ・グレードのCN-6701。
今まで使ってた9s用のチェーンと見比べると、面取り加工だったり、肉抜きだったりと、いろいろ工夫の跡が見えて、チェーンひとつでも、確実な進歩があるのがわかります。
こーゆーのが、シフトフィールの向上に地味に効いてきます。
プーリー周辺は、ややこしいので間違えないようにチェーンを通して接合。
あとは、シフトワイヤーをつないで、変速調整をすればオッケーです。
変速調整手順
変速調整は難しそうですが、手順とコツを掴めば、それほどでもないです。
1.シフトワイヤーをピンと張った状態で、リアディレイラーのボルトをアーレンキーで締めて固定
2.ドライバーを使って、変速調整用のネジ(H)を回して、ディレイラーが、一番小さなギアの真下に来るように調整。
(通常、そんなに多くは回さなくてもいいはず)
3.この状態だと、2速にすら変速しない場合が多いはずなので、テンション調整ボルトを回して、どんどんワイヤーを張っていく。
シフト操作をして1速→2速の変速を繰り返して、うまく変速できる位置までテンション調整ボルトを回して調整する。
4.うまくいったら、3速、4速、とどんどん変速と調整を繰り返し、10速まで変速できるようになることを確認する。
5.あんまりないはずですが、10速に変速する時に、レバーを大きく押し込んだ時にチェーンがスプロケットとスポークの間に落ちることがあるなら、変速調整用のネジ(L)を回して、落ちない位置でディレイラーが止まるように調整します。
これで完成!
シフトフィールは大幅向上
とりあえず、これで走行可能な状態になりましたので、ちょっと近所を走ってシフトフィールを確認したみました。
予想以上の大幅なシフトフィール向上に、いやはや、素直に嬉しいの一言です。
・コンポの向上(5500系105→5600系105)
・10使ったパーツから、ほぼ新品に近いコンポへの換装。
・シフトワイヤーのグレードアップ。
・チェーンのグレードアップ。
様々な要素の相乗効果で、軽くレバーを押すだけで、スパッ、スパッとシフトしていく様子は本当に気持ちいい。
特にスプロケットは損耗が激しい部品でしょうから、予備に一式確保しとくのもいいかも。
まだ5700系105の10sスプロケットが流通してるようですし。
この状態が、大きく損耗するまでのそれなりの期間維持できるなら、これより上のグレードにする理由も、それほどは無いです。
おそらく、次にコンポ交換をするとなれば11速化がテーマになるでしょうが、それまでは十分に努めてくれそうな5600系105のスペックと、これを譲っていただいた友人に感謝です。
こんど日本酒でも持って、差し入れにでもいきましょう。