「タイヤの空気は毎回8barまで入れよう」

昨日のGEのエントリでも書きましたが、単独エントリとしてもう一度書いておきます。

スポーツバイク、特にロードバイクの場合は、タイヤの空気圧は非常に高圧です。
一般の車に比べても3倍かそれ以上。

そのため比較的短時間で空気は抜けます。

ロードバイクは乗り始める直前に、毎回空気をいれることが必要になる乗り物です。

「昨日入れたから今日はいいや」というコトは全く通用せず、昨日から今日までの間に、経験的に1気圧ぐらいは普通に空気が抜けます。
軽量なチューブを使ってる場合は、もっと抜ける場合もあります。

毎回、乗る前に、必ず空気を入れる…これが鉄則です。

適正な空気圧はタイヤによって違います。
どのタイヤにも、サイドに最大空気圧か推奨空気圧が書かれているはずなので、必ず確認して空気を入れておきましょう。

経験的に、最大空気圧までいったい入れておいて試しに走ってみて、気になるようなら、少しづつ下げて、自分あった空気圧を探っていくのがいいかも。

面倒なら最大空気圧のちょい下、多くの場合は8bar程度入れておけばいいはず。

「タイヤの空気は毎回8barまで入れよう」

基本的には、空気圧が高い方が路面からの抵抗が減るので走りが軽くなります。
パンクするリスクも低減します。

代わりに設置面積が減るのでコーナーでグリップが下がる…と言われますが、実際は下りのコーナーを限界まで攻めるような乗り方をしない限りは、平地などの速度域ではあまり差は無いと思います。

その他、様々な要因で空気圧を下げて乗る場合もありますが、それは状況に応じてタイヤの空気圧を調整する知識のある上級者に限ったお話。
一般の方は、最大空気圧近くまで入れておいた方が、余計なトラブルを回避できます。

推奨空気圧を下回って走った場合は、パンクの可能性も高まりますし、カーブでタイヤが寄れて不安定になったりもしますし、何より抵抗が増えて余計に体力を消耗するなど、メリットは何もありません。

最悪、落車の危険性も高まります。

「タイヤの空気は毎回8barまで入れよう」

よろしくお願いします。

おまけ

タイヤの空気圧の単位について、ちょいと補足。
いくつかあって、ちょいと分かりづらいので。

慣例的によく使われてるのは「〇気圧」という言い方。
単位表記としては「Bar」
本エントリで記載した単位もこれ。

でもって国際的に共通で使うように…と言われているSI単位系での表記が「(キロ)パスカル」
表記としては「kPa」
これは、おおよそ1bar ≒ 100kPaとして扱っていいので、8barまで入れましょうというのは、800kPaまで入れましょうというのと同義。

で、やっかいなのが「PSI」表記。
これは「重量ポンド毎平方インチ」ということで、米国限定の単位系であるヤード・ポンド系の表記で換算が非常に面倒。
1bar = 14.5PSIなので、8bar = 116PSIとなる。

PSIは面倒ですが、たいていのタイヤにはbarかkPaのどっちか書いてると思うので、こっちを基準に覚えておいてもらえば。

— ads by amazon —

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です