--- ads by google ---
--- end of ads ---
雑記

自分に合ったフォームは、自分の身体が知っている

自転車乗りのフォームというのは実に多種多様である。
ヨーロッパのトッププロであっても、そのフォームはバラバラで、一つの理想のフォームというのがあるわけではない。
誰もが自分の身体に合わせて、少しづつ自分のフォームをチューンナップして、自分にとっての理想のフォームを探求してる。

特徴的な「やまめ乗り」

サドルの位置を後ろに引いて、背筋を伸ばして前傾を深くして乗る、いわゆる「やまめ乗り」とか「おじぎ乗り」とか言われる乗り方。
今まで、自分の周りにこの乗り方をしてる人はいなかったんですが、サイクルイベント常連さんの中に一名いらっしゃって、気になったので少し本を読んで勉強してみてる。

基本的には、前傾を深くすることで、足の自重自体をよりペダリングに活かそうとする乗り方なんだろうなぁ…という認識。
そのロジック自体は、従来の乗り方にも存在するし、それをもっと特化して体系化したのは比較的新しい乗り方なんだと思う。
メリットもあるだろうし、おそらくデメリットもあるだろうし。
人によって向き、不向きはあると思う。

サドルの前にあたる部分がかなり痛そうな気はするが、それなりに乗りこなしてる人もいるし、今はいろいろな機材があるし、何とかはなるんだろう。
自分は眼鏡着用者なので、ちょいと前方視界の確保に難があるかも。

背中のアーチでバランスさせる

自分は、ちょーっと前(といっても、もう10年も前かな?)に言われた、骨盤を立てて座り、背骨を丸めてアーチを作るフォームが染みついてるので、今もそんな感じ。
猫背と言われるが、腰のすぐ上でなくて胸骨の裏あたりをぐっと丸めていく。

実は、日本人はこの部分の関節の柔軟性があまり無い人間が多いので、本当は日本人には向かないフォームとも言える。
自分もそんなに曲がるわけではない。
ヨーロッパの選手は手足も長いし、胸骨も柔軟なのであのフォームが楽に取れるが、ほんとは無理して日本人が真似しちゃダメなフォームではある。


--- ads by google ---
--- end of ads ---

背中のアーチを柔軟に使って、サドルの上でヤジロベーのように身体のバランスをとるのが本当な気はするが、日本人がやるとギュッと無理やり丸めてるようにみえてしまう。
サドルの上で固まってる感がありありの人がけっこういたりする。

実は、これ対策は簡単で、ハンドル位置をアップライトなポジションにセットすればいいだけである。
ほら、他の人に比べてハンドル位置高いでしょ?

2015-09-22 16.46.58

こうすることで、無理な姿勢はとらなくてもいいし、下ハンドルも割と楽に握れるので、こまめにポジションを変えて疲労する筋肉を分散させられるメリットもある。
もちろん、前傾が浅くなるので空気抵抗は増えるけど、下ハンドル握ってればそれなりだし、自分のメインフィールドは圧倒的にアップダウンが多いので、このセッティングが合ってると感じてる。

まぁ、サドルが高く、ハンドルが低いというヨーロッパスタイルに憧れてる人にとっては、許せないバイク・セッティングなんだろうが、こっちのが身体に合うんだから仕方がない。
機材は取り替えられるけど、身体は取り替えられないんだから、機材の方を合わせるしかないのだ。

数多のフォームが存在する

結局は、身体のサイズ、手足の長さ、関節の柔らかさとか、筋肉の付き方によって適合するフォームが異なるのはあたりまえのコトだ。
その意味では、自転車は他のスポーツ以上に、フォームの個人差が大きいスポーツだと思って間違いない。
一つの基本の延長線上に、すべてのフォームが存在するわけでなく、いろいろな基本からフォームが派生していってるコトは覚えておくべき。
なので、自転車乗りの数だけフォームがあっていいし、それぞれ別のアプローチからフォームを形作っていくのが自然だ。

自分に合ったフォームは、自分の身体だけが知っている…と、まぁそーゆーコト。

追記

ちなみに「やまめ乗り」の教則本には、優位性を説こうする部分で、純粋に力学的な解説というよりは感覚的な説明を多用してるのが気になる。
「やまめ乗り」自体には十分なメリットがあるのに、解説の仕方で損をしてる感じ。

例えば、前輪の前に足を置いて、クランクの角度によって乗り越えやすさを比べる解説。

クランク機構の原理上、クランクの角度によって垂直方向の力が変わるわけではなく、垂直方向に作用するのはあくまで重量のみ。
よって3時で踏むと、地面に突き刺さるように力がかかるというのはミスリード。
あれは、重心によって前輪荷重を増やすと障害物を乗り越えずらくなるというケースであって、平地巡行時のペダリングの話とは別。

試しに、ハンドルを抑えてる手を放してペダルだけを握って3時から回せば軽く乗り越えられます。

でも、参考になる部分も多々あるので、ご一読はオススメします。

— ads by amazon —


--- ads by google ---
--- end of ads ---

6 thoughts on “自分に合ったフォームは、自分の身体が知っている

  1. はじめまして‼︎
    「自分に合ったフォームは、自分だけが知っている…」名言ですね〜
    まったくもってそのと〜り…です。
    僕もinakacさんと同じで骨盤立てて背中アーチのポジションが基本だった頃から乗りはじめたので基本猫背乗りになっていると思います。

    ロードを乗る人は少なからずとも速さを求めるかと思いますが、その流れの中でポジショニングやペダリングに悩む事になります。

    僕の経験からの速さとポジショニングについてです。
    「楽なポジションが結果、速くなる‼︎」と思います。

    僕のポジションはステムは短め、サドルは基本設定よりもやや低め、フラットなサドル。
    かなりザックリな言い方ですがこんな感じです(身体に無理な部分がありません)
    僕がなぜこの設定にするかと言えばサドル上の自由度が高くなるからで、別の言い方をすれば、ポジショニングに自由度が出せ、全ての筋肉を総動員し易くなるからです。

    某有名な人が誌面で「せっかくロードバイクを買ったならロードバイクのポジションに身体を合わせろ」と言っておりましたが、僕はナンセンスだと思います。勿論、プロを目指して買ったならOKかも…でも普通の初心者には苦行にしかなりません。

    (速さ)には色々有ります。加速、最高速、巡航速度、それぞれメインに使う筋肉が違います。
    レース(草)の経験から言うと全ての筋肉を使い、時に休ませながら高い平均速度を長く持続させながらも最後にアタックする余力を残せれば上位に食い込めます。レース中の駆け引きは別として…
    その為には無理な前傾姿勢や必要以上に高いサドル位置は必要ありません。カッコイイけど… でもこのタイプの人は瞬間的には速いけど大抵失速して気がつくといなくなってます。

    先に基本は猫背ですが(極端な猫背ではありません)、と書きましたが巡航速度を更にあげたい時はなぜか自然とおじぎ乗りになっています。

    ネット上では(猫背VSおじぎ)みたいな流れもありますが、日本人の場合は欧米人と違い基本的には無理に骨盤を立てる必要は無いかと思います。(因みに真っ直ぐ上にジャンプして元の位置か、後ろに着地するならば骨盤は意識せずとも立ってます) また、おじぎ乗りもヤマメさんが言う様にハンドル、サドル、ペダルに体重を上手く分散しないと大切なところが痛くなるそうですよ。どちら良いかという事ではなく、考え方として全ての筋肉を使い易くする為のポジション作りが大切で、ポジションはシチュエーションにより変化するので、それに対応し易い下ハンでもブラケットでも楽なポジションが大切かと思います。

    結果的にはinakacさんの仰る通り「自分に合ったフォームは、自分だけが知っている…」だと思いますね〜

    それから、僕の「楽なポジショニングが結果、速くなる‼︎」はあくまで草レースやストリートレベルのお話です。
    あしからず…

    これからも楽しく拝読させていただきます。

    1. Turom3さん、コメントありがとうございます。

      フォームを維持するのに、筋力を消耗しちゃっては全く意味がないですし、体幹に余裕がないと大きな力は発揮できませんし。

      実際、キツいポジションで無理しながら乗るよりも、楽なポジションでたくさん乗った方が、フォームとしても、気持ちとしても自転車に対する幅が出ますし、まずは自転車が好きになれるようなポジションを取って欲しいですよね。
      最近は、ビギナーの方と接する機会も多くて、余計にそんなコトを感じてます。

      もちろん「かっこいいフォーム」を維持することがモチベーションになる方もいらっしゃるでしょうから、高サドル低ハンドルがダメってことは無いですが、手足の長い欧米人の方が余裕をもって乗りこなしてるのと比べると、どれほど「かっこいい」かは疑問ですし…

  2. 通りすがりですが、ロードバイク乗るときは色々な状況があって、100kmレースゴール前のスプリントとか、20kmぐらいのヒルクライムまたはTTとか、600kmのブルベとかで、この場合はこれが最適というフォームとセッティングが存在しますが1つのセッティングでは対応できないので何か乗り方を変えて対応できるというのもロードバイクの楽しみ方ではないでしょうか。
    プロでない当方はときどきヒルクライムのレースに参加するぐらいですが、タイムを優先しなければならいときと体力の消耗を抑えたいときとではまったく乗り方が違ってタイム優先は骨盤寝かして重いギヤを体力消費防止は骨盤立てて軽いギヤとなり、あとそれぞれにサドル座る位置の前後変更を状況に合わせ変化し、さらにダンシングも加速と休むを取り混ぜるなどパターン化されて、この乗り方が絶対というのは存在しません。それに対するセッティングを煮詰めるのが非常にむずかしいと思っています。Turom3と同じように自由度の高いセッティングを個々の方が取れるようにするのが正解と思います。出来れば乗っているときセッティング変更されるようなバイクとかあったら面白いですが、その前に電動ロードバイクのほうが売れますよね。(笑)

    1. 六丁峠さん、コメントどうもです。

      状況によって、目的によって、フォームやセッティングを変えるほうがイイっていうのは、その通りなんでしょうね。
      出力出すときは、自然と体は前に移動しますし。

      実際、この記事書いたのは1年ほど前ですが、今年に入って体調がイイってのもあってハンドル位置を下げたり、ペダルをSPDからSPD-SLに変えたのに合わせて、サドル位置をちょい前上に変えたりと、いろいろ変えてます。
      機材変更によって、乗り方、フォームも変わりますし、結局は定説も正解も無くて、柔軟に対応しないといけないってコトなんでしょう。

      電動ロードバイクは売れるけど実働率は極端に低いんじゃないんですかね?
      自分だったら、ペダルのない電動バイクの方が欲しいです。

  3. すみません。
    ちょっと気になる部分がありやまめ乗りで「自分は眼鏡着用者なので、ちょいと前方視界の確保に難があるかも。」ですがやまめのほうが格段に首あげやすく、前方視界が良いですが?
    だって猫背はいったんみぞおちで曲がってまた首を上げるのですがやまめはそった背骨のそのままでまっすぐ前見れば良いです。もしかして長年にわたり猫背状態でひょっとすると上体をうしろにそらすのが難しくなっているのでは?

    1. これは実際にやってみたコトなくて印象で書いた一文なので実際と違う可能性ありです。

      想定したのは、上ハン握ってるときのポジションで、この場合ほとんど猫背にはならないのに対して、やまめ乗りだと上体が前に伸びてる分だけ、首の位置が低くなるんじゃないか…っていう印象があったもので。

      どうなんでしょうね?

      下ハンのときは、説明のとおり、やまめ乗りの方が首をあげやすそうな気はします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です