誰でもメンテナンス:工具

自転車のメンテナンスをするにあたって工具は必須です。

一般的な工具の他に、自転車の特定の部品を扱うための工具もあったりと、それを揃え始めると、けっこうな種類になりますし、けっこうな金額にもなります。

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こんな入ると、工具箱もけっこうな重さに…

ただし、それはBBとか、ヘッドパーツとか、通常ならばショップにお願いするような部品まで全て自分で面倒みなけりゃいけない場合。

普通の人ならそんなにたくさんの工具は要らないです。

アーレンキー

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六角レンチともいいまして、自転車を組み付ける部品の大半がこれで扱えます。
サイズは4mmと5mmは必須。
ブレーキーの調整に2mmも使います。
希に10mmとか必要になるときもあるので、ケースに収まったセット品で購入するのも良い。

サイズはなるべく長い方が、テコの原理で力を有効に使えますのでオススメです。
小さいのを選ぶと、怪我したりする場合も。

マイナスドライバー

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ディレイラー(変速機)の調整に使います。
ブレーキーの調整にも使いますね。
マイナスって書いてますが、いちおうプラスドライバーとセットで入手した方がいいです。

ディレイラーの調整は、コツと根気は必要ですが、原理自体は非常に単純なので覚えておくと良い。
走行中に変速まわりがカチャカチャ言い出すのは、かなりストレスになります。

モンキーレンチ

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ボルトを締めるのに使うレンチで、対応サイズを調整できる工具。
自転車本体で使う場所はないんですが、キャリアや、スタンド、ドロヨケといった部品の組み付けに使う場合もあるので、そうした装備を装着してる場合は持ってた方がいいです。

専用工具は後で

この3つがあれば通常の整備には十分です。
特別高品質なのは必要なくて、ホームセンターで売ってるようなので十分ですが、価格があがれば工具の精度も上がるので、余裕があるなら、ちょっと高めのブランド品を買ってもいいと思います。

100円ショップのモノだと流石に信用できないかも…

自転車には多数の専用工具がありますが、そもそも特定の部品に対しての対応品だったりするので、知らないで買っちゃうと、自分の自転車では使う場所がない…ということもあるので、よく分からないうちに揃えるコトはないです。

まずは、アーレンキー、ドライバー、レンチという一般的な工具から揃えれば、通常整備では困る事はないはず。

ぜひ揃えましょう。

ミッシングリンクの専用工具

通常、自転車のチェーンは、一度つないだら普通は外さないわけですが、メンテナンスをしたり交換をしたり、時にはクリーニングのために外すこともあります。

一般的には、コマをつなぐピンを抜けば外れますし、つなぐときは新しいピンを差し込みます。
このピンが使い捨てな上にピンの脱着には専用工具が必要になるのというデメリットがあり、気軽には外せない。

これを手作業で脱着できる出来るような部品がありまして、商品名がミッシングリンク。

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これはチェーンのコマの一つを左右に分割して、手作業で嵌め合えるようにした簡単な部品。
簡単に手で嵌められます。

メンテナンス頻度の高いヒトには、非常にお手軽な部品です。

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ところが、嵌めるのは簡単なんですが、部品の個体差や使い方によっては、なんとしても手作業では外せない場合があります。

そーゆー時のためにミッシングリンク用の専用工具は持ってた方がいいかも。

ちなみに、嵌めるとき用と、外すとき用と、両用といくつか種類があるので間違わないように。
自分が買ったのは両用タイプですが、正直たいしたコトをする工具ではないので、高いのを買う必要は無さそう。

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使いか方も簡単で、チェーンの間に刃先を差し込んで、グッと握ればミッシングリックが両側から押されて、ピンが外せる位置まできます。
あとは左右に抜けば良い。

単純きわまりない動作で、たいていの場合は手作業で外れるんですが、外れない時は何としても外れない時もある。
万が一に備えて、工具箱に一本備えてた方がいい専用工具です。

チェーンリング作業は怪我注意

自転車のメンテナンスっていうのは、自転車に乗ることに比べれば、極めて安全な作業でよほどのコトがない限り怪我はない。

ところが唯一、その例外といえるほど危険なのはチェーンリングの作業。
フロント変速用の大きなギア板。

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見ての通り、大きなギザギザが50個も付いてるアウターチェーンリングなんていうのは、うっかりすると大きな怪我に繋がります。

昨日はメンテナンスのために、クランクごとフレームから抜き取って、ギア板も外した状態でクリーニングをしてたんですが、ここでやってしまいました。

普段なら軍手をはめて作業するのが習慣のはずなのに、直前に何か細かい作業をしたせいか、外した状態で、アーレンキーを滑らせてしまって指をザッと。

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自分の場合は、ぜんぜんたいしたコトなくて、ちょっと血が滲んできたのでバンソーコー貼っておくぐらいで問題なかったですが、力の入れ具合を間違うと、深い傷になりかねないので、ご注意を。

フレームに装着された状態ならば、チェーンリングは回転する位置と方向が固定なので、リスクを予想しやすいですが、今回のようにフレームから抜いた状態だと、ギアの先端がどちらの方向に動くかは限定されないので、より注意が必要になります。

いずれにしろ、作業中はオイルを使ったりと手も汚れやすいですので、可能な限り軍手や作業手袋の装着をオススメします。

誰でもメンテナンス:チェーン

自転車はクルマと違ってメンテナンスフリーっていうわけにはいかない乗り物です。

とはいえ、メンテナンスってどうすれば?っていう方も多いとは思いますが、専門知識が無くても、必要最低限のメンテナンスはできます。

隅から隅まで、っていうには工具もスキルも必要ですが、まずは簡単なのから覚えていけば、徐々に手を入れられる範囲は広がりますし。

洗浄→注油

基本は、この2つ。
常に綺麗な状態を保ち、回転、摺動する部分への潤滑を怠らない。

自転車に限らず、メカのメンテナンスはこの2つがベースで、調子が悪くなれば、これに「調整」が加わったり「交換」が加わったり。

いずれ「洗浄」「注油」のプロセスで、メカをしっかり見る機会がなければ、「調整」や「交換」が必要になるタイミングを見つけられませんので。

チェーンの洗浄

本当なら、変速機やギアについた汚れを先に落としますが、日常的に実行するなら、まずはチェーンの汚れだけでも落とします。

やり方はいろいろあって、洗浄用のメカを用意してるヒトもいますし、チェーンを外して、灯油等につけ置きするヒトもいるようですが、毎度そこまでやるのは面倒すぎます。

自分の場合は、ウェス(ボロ雑巾など)をあてた状態で、パーツクリーナーで洗い流してます。

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メンテ本を見ると、ディグリーザー(油脂成分を分解する洗浄液)を使ってますが、汚れがこびり付いてたりしてなければ、たいていパーツクリーナーで汚れは落ちます。

ただし、パーツクリーナー(ディグリーザーもそうですが)は、タイヤやプラスチックにかかると、劣化を早めてしまいます。
必ずウェスを後ろにあてて、タイヤに液がかからないように注意して作業してください。

チェーンの注油

洗浄したチェーンは、オイル切れで金属同士が擦れる一番摩耗しやすい状態ですので、必ず注油します。

気をつけるのは、チェーンは全体的に注油するものではなくて、チェーンのコマ、それも連結部分のピンに注油する…と意識すること。

普通の自転車であれば、チェーンは100個ちょいのコマをつなぎ合わせて作られてますが、注油するのは、そのコマをつなぎ合わせてるピンの部分だけ。

写真の赤矢印部分のみです。

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それ以外の、コマの側面とか、内側とかにはオイルを塗布させる意味はありません。
かえってゴミやホコリを吸着して汚れの原因になります。

なので、注油に使うオイルは、写真のような1滴1滴たらすタイプの容器が使いやすい。

ポタポタしながら、100回ちょっと垂らしてあげれば、全てのコマのピン部分に注油できます。

スプレー缶タイプでパァーっと吹いてもダメってことはではないですが、どこに注油してるかを意識するのは大事なコトだったりします。
コツさえ掴めば、そんなに時間はかかりませんので。

あとはクランクを回して、オイルをピンの中に馴染ませてあげて、最後にチェーンの横サイドなど、不要な場所に付着してるオイルをウェスで拭き取って完了。
時間に余裕があれば、注油から拭き取りまで30分ほど待ってあげると、オイルの馴染みがよくなるらしいですが、まぁ、大差はないと思います。

注油するオイル

用途などによって、どのオイルを使うかは悩ましいとこですが、実際には、潤滑さえできてれば、どのオイルを使ってもそんなに差はないと思います。

さらっとしたべたつかない粘度の低いオイルは、汚れを吸い寄せないですが、比較的速くチェーンから落ちやすく、頻繁な注油が必要。

ドロッとした粘度が高いタイプは、表面の油膜が長持ちするので注油の間隔が長めでも大丈夫。
そのかわり、汚れは付着しやすいので、泥の中とか、雨の中とか走るんでなければ、積極的にオススメはしません。

その2つのバランスを見極めながら、後は容器の形や量で決めていいんじゃないですかね。
自分、よく使ってるのはフィニッシュラインのドライテフロンルブですが、この容器、横にすると漏れやすいフタの構造に変更になって、工具箱の中に入れておけなくなったのが困りもの。

よい代替品を探してます。

ちなみに、よくCRC5-56はどうなの?って聞かれますが、あれは粘度が低すぎて、あっという間に落ちちゃうので、チェーンの潤滑には向かないかな…と思ってます。

チェーンの洗浄&注油は頻繁に

実際のトコロ、チェーンを普段から綺麗にしておくと、ギアや変速機側への汚れの付着もだいぶ改善されるはず。

自転車のパーツの中で、最も汚れやすく、最も激しく動く場所ですので、ここをメンテナンスしてあげるだけでも、各部の摩耗は抑えられます。

いろいろ長持ちしますよ。

今回の作業であれば、10分かからず終わるでしょうから、自転車と仲良く、気持ち良いライドを楽しみたいなら、月に1,2度は手を入れてあげてもいいと思います。

プーリー注油で、リア側の異音解消

先日のBB交換、ヘッドパーツグリスアップ後に、新たに発生したリア側から聞こえた異音。

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リアディレイラー・プーリーの油ぎれでした。
注油することで無事に異音は解消されましたので。

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BBバラしてから、工具やら、パーツやら、届くまで時間があって、クリーニングしたままオイル差し忘れてたようです。
春先、いろいろと変なとこも走りましたし。
なんとも、なんとも。

いちおう自分のはリアディレイラーはMTBがDeoreで、ロードが105(5500系っていう古いのですが…)なので、プーリーにもオイルさしておかないといけないですが、これより上のコンポは、シールドベアリングを使用してるためにオイルは厳禁。
グリス流してダメになっちゃいますので。

このあたりは自分の使ってるコンポを確認の上。
よく分からない方は、詳しいヒトやショップに聞くか、アーレンキーでバラしちゃえば分かります。

クランクまわりの異音はまだ対策中。
雨で、チェックに行けません~