STIレバー(5600-105)の分解、グリスアップ

昨年ぐらいから、たまにSTIレバーをリリース(ギアアップ)する時に、レバーは動いたのに、カチリという音がせずギアアップもされないという空打ち現象が発生しはじめました。

競技でやってるわけじゃないので一瞬の遅れが命取り的なことにはならないんですが、やっぱり操作にラグができるのは気持ちよくありません。

ネットで検索してみると、どうやらレバー内部でのグリスの固着が原因らしく。
ばらしてグリスアップすることで改善されるらしいのですが…正直STIレバーの分解とかやりたくないのが正直なとこ。

とは言え他に手段もなさそうですし、やるしかないですねー

STI5600の分解手順

最初に断っておきますが、分解途中の詳細な手順は説明しません。
というか写真を細かく撮ってる余裕なかったです…

「STI5600」「分解」あたりで検索すれば参考になるサイトがいくつか出るのでそちらで詳細をご確認を。

実際のところ、台座(握るところ)からレバー本体(変速機構があるところ)を外して、あとはカバー類を外した状態でグリスアップを行うことになります。

変速機構をそのものをバラすわけではないので、実はそこまで大仰なことじゃないです。

レバー本体を外すのは、こちらの軸を抜けばいいだけですので、適当なサイズの六角レンチをあててゴムハンマーかなんかでコンコンしてやれば外れます。

謎のフラットケーブルがありますが、これはフライトデッキっていうSHIMANO独自のサイコンとの接続用らしく、今や全く必要がないので切っちゃっいました。

グリスアップ

あとはネジ、ナット類を緩めていけば、ほかのカバー類も外せますので、この状態からグリスアップを行います。

まずは古いグリスの清掃ですが、ここはスプレータイプのクリーナーを使いますが、見たところ樹脂部品も組み合わさってるように見えたので、樹脂やゴムを侵食しないタイプのクリーナーで洗い流します。

自分はたまたま手元にあった電気・電子部品用のクリーナー(KUREのエレクトリッククリーナー)使ってみましたが、これが正解かどうかはわからないですが、たぶん大丈夫じゃないかな…と。

乾いて動作に問題なさそうなら、今度はグリスアップですが、たまたま手元にあったKUREのリチウムグリスを少しづつスプレーして動かして馴染ませて、何度かスプレー&馴染ませを繰り返しての作業になりました。

どうも後から調べたらスプレータイプは成分的に固着になりやすそうな情報もありました。
次の機会(あんまりやりたくはないですが)には、注射器みたいなので注入しながら作業することにします。

組み立て

あとは分解した手順の逆で組み立てていきます。

それほど難しくはないんですが、握ったレバーを元の位置に戻すためのリターンスプリングが、なかなかに難しく、何度もやり直しをすることになりました。

これまた後で調べてみると、専用の治具がありましたので、念のため一個購入しときました。

まとめ

結果的に、作業から数か月たちました変速動作は快調で、シフト時のカチカチ感も全体的に戻ってきましたので、作業してよかったかと思います。

総じて、それほど難儀な作業でもないんですが、細かい部分とかでやらかしちゃうと再起不能になる可能性があるので、空打ちがでるほど使ったコンポ(たぶん10年以上)は、交換を推奨したい。

ただ、そうなるとレバー、ディレイラー、チェーンホイール、クランクなどドライブトレイン総とっかえになるのが今のロードコンポなので、正直自分はSTIシステム自体はあまり好きじゃないです。

特に今のクランクはデザインがちょっとマッチョすぎて、ロートルマシンにはぜんぜん似合いませんし、このへんはちょっとSHIMANOさんにも感がえてほしいとこ。

世の状況として、ロード一辺倒だったブームも終わったみたいですし、最近はグラベル系が盛り上がりつつあるようですが、できましたれば競技以外のジャンルではフラットバーが盛り上がってくれることを願いたいとこです。

錆びたスモールパーツを交換

中古で調達したMERIDA CROSSWAY 200-MDですが、おそらく前オーナーは屋内保管をしてくれてなかったようで、ところどころ錆びが浮いてます。

目立つ錆びはそんな多くないので、おいおい部品交換してくときに入れ替えていく予定ですが、ひとつだけまずいのが、シフターユニットのフタのネジが錆びて舐めた状態になっていること。

頻繁に開ける場所じゃないですが、乗ってて目に入るトコですし、ここは交換することにしました。

交換部品入手

SHIMANOの部品なので入手は割と容易です。

シマノのマニュアル&技術資料検索サイトに行きましてシフターの型番で検索(今回はST-EF500)して部品展開図を入手。

そこから必要な部品の部品番号を検索すれば、どこかのネットショップの販売ページが出てくるはずなので、そこから各自都合の良いショップから購入できるはず。

今回は8速2フィンガーなのでST-EF500-8R2AのUpper Cover(ネジ付き)の「Y05N98010 」がお目当ての部品になります。

ただ、この手のスモールパーツは常時在庫をそろえてるとこは少なく、SHIMANOも数か月に一度まとめて生産してるようなので、入手までは少々時間かかるつもりでいたほうがいいかも。

舐めたネジを除去

そして一番の問題は、舐めてしまったネジの取り外し。

ここは専用ツールが各工具メーカーからいろいろ出てるので対応できそうなのを試してみるしかないです。
自分は使ったのはANEXのネジとりインパクト(1903-N)という工具。

取説を見るとタガネみたいな先端部分を食い込ませたうえでインパクトドライバーをハンマーで叩いて逆回転させる仕組みみたいでしたが、思うようにはならず。

結局タガネのような工具を食い込ませて出来た溝にマイナスドライバーを差し込んで緩めると簡単に取れてきましたので、これはこれで良しとしました。

こーゆーのも経験値です。

あとは届いた新しいカバーを付属のネジで締めてやれば作業完了。
見た目も新しくなるので、お安いパーツですが交換満足度高めです。

思わず左側のシフトレバーのカバーも交換しようかと思いましたが、左側のシフターは将来ブレーキレバーのみに交換することになりそうなので、今回は見送り。
ESSAを調達して、1×8フロントシングル化を優先に。

機械式ディスクブレーキのメンテナンス

中古調達のMERIDA CROSSWAY 200-MD
今回のメンテナンスはフロントブレーキ。

テクトロの機械式ディスクブレーキが付いてました。

正直、機械式ディスクって原理的に、制動力もメンテナンス性も油圧式ディスクに劣ります。

これがロードバイクともなると油圧に対応したSTIレバーに交換して…なんて面倒な話になるんですが、MTBやクロスバイクだとレバー、キャリパー、ホース類を取り換えるだけなので、ロードバイクほどの出費にはなりません。

とはいえ、グリスアップの時にも書きましたが、コンポを1×8のESSAに交換する方針ということで、いまブレーキの油圧化をすると将来不要になるフロント3sシフターを別途買うことになるので、油圧化はいまは見送りです。

タッチのざらつきを改善

ただし、フロントブレーキに関して、ブレーキング時にレバーを引いた指にざらつきを感じました。

おそらく、ブレーキローターのさびが原因なのかと思い、パッドに触れる部分を清掃、軽く磨いたりもしましたが、微小な凹凸は残っているのか改善はせず。

ブレーキ消耗品は交換へ

パッドもローターも消耗品であることは間違いないので、ここはあまり粘らずに交換することにします。

テクトロの純正パッドもあることはありますが、SHIMANOのパッドと互換があるようでしたので、入手性のよいSHIMANO B05Sを発注。

パッドをSHIMANOにするので、ローターもSHIMANOです。
6本締め、φ160、レジン専用のSM-RT56-Sも一緒に注文。

このへんは6角レンチがあれば簡単に交換作業ができます…思ってたらローターの締め付けはトルクスレンチが必要でしたね。
正直、トルクスは特定部品しか使わないので、セットじゃなく必要なサイズだけそろえとくのでもよいかも。

パッドの調整はやや難儀

構造的に、ブレーキレバー握ってディスク挟んだ状態で、キャリパー固定すれば細かい位置合わせは不要の油圧式ディスクと違って機械式はやや難儀です。

ワイヤー側で調整できるのは外側のパッドの動きのみ。
内側のパッドはダイヤルを回しての別調整が必要。
そしてパッド全体の位置は、ブレーキキャリパーの固定位置で決まる…とパラメーターが3つもあるので、やはり初めてやってみると難航します。

原理的には、まず内側のパッドをローターに密着させて、その状態でブレーキレバーを程よく引いたときに外側のパッドがローターを挟むようにワイヤーの張りを調整し。
最後に内側のパッドを僅かにローターから離す…でいいはずですが。

まぁ、ほんとに細かい調整なので原理通りという感じにはならずに、何度も調整して、ようやく妥協点を見つける感じです。
そもそも、どう調整しても片効き状態になるはずで、パッドの摩耗によっても何度も再調整が必要になるので、ここは「妥協」点を素早く自分で掴めるように経験値が必要になりそうです。

ブレーキは大事

あらためて言うことでもないですが、ブレーキのメンテナンスは非常に重要です。
特に、30km/h程度は頑張らなくてもだせるスポーツサイクルにおいては、自分の身と、他社の安全を確保するための最重要項目と言っていい。

機械式ディスクブレーキも街乗りで使う程度ならば十分な制動性能はありますが、微妙な調整がわりと頻繁に必要となる点は要注意です。
効かないブレーキは飾り以下の駄物ですので、機械式にしろ、油圧式にしろコマめに状態確認しておきましょう。

中古クロスバイクのグリスアップ

MERIDA CROSSWAY 200-MDを調達しましたが、ぱっと見の状態はそれほど悪くはなく、もちろんフレームにも大きなダメージはない状況。

ただし、パーツのさび具合から見るに、きちっと室内保管されてたものはなく、あと年式から見るに、おそらく大学生が学生の間に日常使いに利用していて、4年間使った後に近所の一般的な中古ショップに持ち込んだ…という見立て。

故に、表面的なサビがあるものは稼働状態を見ながらおいおい交換していくにしても、ベアリング入ってる回転部分についてはすべてバラシて清掃、グリスアップが必須と判断して、最初のメンテナンスということにしました。

まずはホイールハブ

高価なホイールならともかく、クロスバイク付属のホイールなら間違いなくカップ&コーン式ですので、これは簡単にバラシて清掃&グリスアップが可能です。

工具としてはダブルナットを開け締めするためのレンチが2本。
あと、リアのスプロケット外す必要があるので、そのための専用工具が要ります。

いざ開けてみると、やはりグリスが汚れて劣化してた状態。
ボールベアリングをピンセットで一個づつ取り出して古いグリスをすべて洗浄してから、たっぷりのグリスを塗り付けてもとに戻します。
これは今までも何度もしてる作業なので特に問題なし。

ホイールの玉当て調整で何度もダブルナットの緩締を繰り返して作業は完了。

ヘッドパーツ

続いてヘッドパーツ。

古い規格だと大きなスパナが必要になるとこですが、今のは六角レンチだけで分解できるので楽です。
代わりに高さ調整ができずフォークコラムを切ると二度と高くできないっていうのは気に入らないとこですが、そこは今は別問題。

ホイールハブほどではなかったものの、多少の劣化は見受けられるので、同様に洗浄&グリスアップを行います。
ヘッドまわりのグリスアップで面倒なのは、シフト、ブレーキワイヤーがつながった状態だとフレームやフォークが不安定になって非常にやりずらいとこでしょうか。

できればフレームは作業スタンドでクランプして固定し、フォークはホイールを外して変に回って倒れたりしないよにして、ハンドルはどこかにガムテで固定する…という感じがよいかも。
ここらは各々工夫が必要です。

ペダルもグリスアップ

最初はペダルは買い替えようかとも思ったんですが、まぁ普段使い用ですし、ついてきたのがそのまま使えるようなら当面は使おうかと、とにもかくにもグリスアップすることに。

軸のキャップ開けてダブルナットを外すんですが、構造上ソケットレンチが必要でした。
それもかなり薄手に作ってあるソケットが必要になるみたいで、もしかすと専用工具があるのかも。

自分は手持ちのソケットレンチが、どうもサイズが合ってないながらもダブルナットの締め具合で程よく絞められたので当面はこちらを使うことにします。

BB交換は延期

回転系パーツのBBは、さくっと交換するつもりでしたが、こちらは延期です。

というのも、フロントのディレイラーがだいぶ錆びていて交換したいとこなんですが、ちょうどSHIMANOから1×8のエントリー向けのコンポ(ESSA)が発表になり、どうせ普段使いならフロントシングルでも問題なかろうと考えて、今はESSAのパーツが流通に乗るのは待ってる段階です。

とうわけで、BB、クランク、チェーン、リアディレイラーはESSAに取り換えて、フロントディレイラーは取り外す方針にしました。

中古自転車はメンテ必須

ここのところ一般の中古店はもちろん、ネット通販やオークションにも中古自転車が出回るようになってますが、正直、前のオーナーがどんな運用してたかは不明なので、ベアリングが入ってるホイールハブ、ヘッドパーツ、ペダル、BBあたりは一度バラシてチェックをすつことをオススメ。

自転車は命預ける乗り物の一つですので、完全動作状態保つのは重要です。

増える、増える、工具は増える

自分でいろいろメンテナンスができるようになるのは、たいへん喜ばしい話なんですが、その一方で工具は増え続けます。

6角レンチやドライバーがあれば、たいていはなんとかなる部品が大半なんですが、中には専用工具が必要なものもけっこうあります。

BBまわりはその最たるもの。

自分が持ってる自転車だけで、スクエアテーパー、オクタリンク、ホローテック2と3種類も規格あって、それぞれに別の専用工具が必要。

今回のMTBのBB交換はスクエアテーパーで、工具的にはほぼほぼオクタリンクと同じで、ほんとは追加の工具は必要なかったんですが、いざ外したBBを組み付けるときに異常にネジの回りが固く。

もしかしてネジ山潰しちゃったか…と思いショップに持ち込んだんですが、いやいやぜんぜん問題ないよ…とすいーっと組み付けちゃいました。

で、その時に使ってたのがラチェットレンチで、なるほど確かに安定して締めこみをするならラチェットレンチがあった方がいいよな…と今回の追加工具として入手することにした次第。

実際、左手でレンチの軸を抑えながら締め込み作業を安定して行えるので、こうした精度の高い組み付けが必要な作業には向いてると思います。

ちなみにSHIMANO純正の専用工具だとラチェットハンドルには付けられないので、グランジ製の工具を購入。

こちらの工具は12.7mmのラチェットハンドルが必要なので、これも追加で購入。

とまぁ、そんなわけで今回も工具が増えることと相成りました。

だんだん工具の重量で工具箱がたわんできたので、そろそろ何か丈夫な工具箱も必要になるかも…