MERIDA CROSSWAY 200-MDを調達しましたが、ぱっと見の状態はそれほど悪くはなく、もちろんフレームにも大きなダメージはない状況。
ただし、パーツのさび具合から見るに、きちっと室内保管されてたものはなく、あと年式から見るに、おそらく大学生が学生の間に日常使いに利用していて、4年間使った後に近所の一般的な中古ショップに持ち込んだ…という見立て。
故に、表面的なサビがあるものは稼働状態を見ながらおいおい交換していくにしても、ベアリング入ってる回転部分についてはすべてバラシて清掃、グリスアップが必須と判断して、最初のメンテナンスということにしました。
まずはホイールハブ
高価なホイールならともかく、クロスバイク付属のホイールなら間違いなくカップ&コーン式ですので、これは簡単にバラシて清掃&グリスアップが可能です。
工具としてはダブルナットを開け締めするためのレンチが2本。
あと、リアのスプロケット外す必要があるので、そのための専用工具が要ります。
いざ開けてみると、やはりグリスが汚れて劣化してた状態。
ボールベアリングをピンセットで一個づつ取り出して古いグリスをすべて洗浄してから、たっぷりのグリスを塗り付けてもとに戻します。
これは今までも何度もしてる作業なので特に問題なし。
ホイールの玉当て調整で何度もダブルナットの緩締を繰り返して作業は完了。
ヘッドパーツ
続いてヘッドパーツ。
古い規格だと大きなスパナが必要になるとこですが、今のは六角レンチだけで分解できるので楽です。
代わりに高さ調整ができずフォークコラムを切ると二度と高くできないっていうのは気に入らないとこですが、そこは今は別問題。
ホイールハブほどではなかったものの、多少の劣化は見受けられるので、同様に洗浄&グリスアップを行います。
ヘッドまわりのグリスアップで面倒なのは、シフト、ブレーキワイヤーがつながった状態だとフレームやフォークが不安定になって非常にやりずらいとこでしょうか。
できればフレームは作業スタンドでクランプして固定し、フォークはホイールを外して変に回って倒れたりしないよにして、ハンドルはどこかにガムテで固定する…という感じがよいかも。
ここらは各々工夫が必要です。
ペダルもグリスアップ
最初はペダルは買い替えようかとも思ったんですが、まぁ普段使い用ですし、ついてきたのがそのまま使えるようなら当面は使おうかと、とにもかくにもグリスアップすることに。
軸のキャップ開けてダブルナットを外すんですが、構造上ソケットレンチが必要でした。
それもかなり薄手に作ってあるソケットが必要になるみたいで、もしかすと専用工具があるのかも。
自分は手持ちのソケットレンチが、どうもサイズが合ってないながらもダブルナットの締め具合で程よく絞められたので当面はこちらを使うことにします。
BB交換は延期
回転系パーツのBBは、さくっと交換するつもりでしたが、こちらは延期です。
というのも、フロントのディレイラーがだいぶ錆びていて交換したいとこなんですが、ちょうどSHIMANOから1×8のエントリー向けのコンポ(ESSA)が発表になり、どうせ普段使いならフロントシングルでも問題なかろうと考えて、今はESSAのパーツが流通に乗るのは待ってる段階です。
とうわけで、BB、クランク、チェーン、リアディレイラーはESSAに取り換えて、フロントディレイラーは取り外す方針にしました。
中古自転車はメンテ必須
ここのところ一般の中古店はもちろん、ネット通販やオークションにも中古自転車が出回るようになってますが、正直、前のオーナーがどんな運用してたかは不明なので、ベアリングが入ってるホイールハブ、ヘッドパーツ、ペダル、BBあたりは一度バラシてチェックをすつことをオススメ。
自転車は命預ける乗り物の一つですので、完全動作状態保つのは重要です。