偶然と出会えるサイクルアテンド


めーっちゃ晴天の昨日。

男鹿自転舎さんとの共同企画のサイクルアテンドを開催させてもらいました。

今回は直前のやんごとなきキャンセルなどありまして、大仙、羽後と内陸住まいの女性2名をご案内。
前回は南磯の海岸線でしたが、今回は男鹿半島の北岸、北浦から浜間口、五里合にかけてのアテンドです。

多彩な岩浜の南磯に比べて、北岸はなだらかな海岸線かつ、ほぼ砂浜ということで南側とは全く違った様相の海岸線が楽しめます。

偶然と出会うのが旅

サイクルアテンドの大きな目的は、観光マップやオススメサイトなんかで紹介されてる観光スポット以外にも、その土地の魅力がギュッと詰まった場所はたくさんあって、そうした場所に出会う可能性を最大限高めていきたい…というコト。

車で移動しちゃうと、そーゆー場所は残念ながら只の通過点にしかなりません。
何か面白そうな景色やモノや人を見かけても、一瞬で通り過ぎちゃいますから。

そして、何を面白いと思うかは、人によってさまざま。
比較的みんなが面白がりそうなモノっていうのはあるかもしれませんが、それだと最大限に高めるコトにはなりません。

自転車で、それも少人数でゆっくりと話をしながら案内することで、驚くほどそうした魅力に出会う可能性を高めるコトできる。
そして、そのほぼすべてが偶然だったりします。

アテンドしてる本人ですら想像もしてなかった出会いが待ってるのがサイクルアテンドでして、これが楽しくない訳がない。
もちろん、参加者ご本人がどう考えてるのかは明確には分かりませんが、言葉だけでなく、その表情をみてる限り十分に満足いただけてるように思ってます。

五里合漁港防波堤

結果的に今回の目的地は「五里合漁港防波堤」になりました。

別に観光名所でも何でもないですよ。

漁船もぜんぶ止まってましたし、漁師さんも一人もいません。
釣りに来てた方が3名いらしただけ。

でも、その何でもない田舎の漁港が最高のスポットになった瞬間に、昨日は出会いました。

ほんとに天気が良かったので海も綺麗な青で染まってて、内陸住まいのお二人は凄くテンションが上がってた様子。
そんな一人が「いつかは漁村にも住んでみたい」というようなコトをおっしゃったので、じゃぁ漁港行ってみましょうかという流れでたどり着いたのが五里合漁港。

漁港に着いた時点で、もうある種の確信があったんですが「ここは凄い」という直感が降りてきました。

立ち入り禁止の場所にもなってなかったので、防波堤の上を歩いて散歩。

一面に広がる海の青さと透明な海水、打ち寄せる波のダイナミックな動きと、吹き抜ける風のコントラストに、一気に全員のテンションがあがりました。

30分ほどの滞在だっと思いますが、ほんとに密度の高い時間を一緒に過ごさせてもらいまして、アテンド側からも感謝したい気持ちでいっぱいでした。

心を遊ばせるひととき

メディアやSNSや発達した現代だと、昔ながらの「観光」が急激に色あせてるのは若い世代なら実感してるコト。

みんなでバスに乗って、みんなで同じ場所を回って、みんなで同じものを食べて、みんなで同じ写真を撮る。
昔であれば、こうしたみんなと同じ体験をするコトに満足感や安心感を求めてたんでしょうが、今の特に若い世代で、感性の豊かな人ほど、自分だけの体験、自分だけの感動を大事にしてるようです。

実際のところ、これだけ世の中が多様化してるのに、観光だけが十把一絡げから変わらないっていうのは不自然ですし、魅力に欠けるのは確か。

自分だけの偶然に出会えるサイクルアテンド…これってものすごく可能性を秘めてると感じてます。
これからも着実に育てていきたいですね。

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“偶然と出会えるサイクルアテンド” への2件のフィードバック

  1. 参加させていただいた、羽後町地域おこし協力隊の室伏ふみです。
    先日はありがとうございました!☺
    とっても良いリフレッシュができて楽しかったです!
    ぜひまた海の近くを走りたいです🚲

    • こちらこそありがとうございました。
      アテンドさせてもらってるこちらも、いろんなコトに気付かされた一日でほんとに充実した一日でした。
      名だたる観光名所完全無視で、あの充実度でしたので。

      今度は羽後町にも遊びに行きたいです。
      その時は、ぜひぜひ案内お願いします!

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