前回からメンテナンス中のツノダ、グランプリ。
既に、あらゆるパーツがディスコンなので、パーツ本体は大事に手入れをしながら使い続ける必要があります。
消耗品は代替品で
問題は、チェーン、タイヤ、ブレーキーシュー、ワイヤーといった消耗品。
これらは使ってれば、必ず摩耗、消耗して、交換が必要になりますので、このへんを揃えられるかが継続使用のカギ。
グランプリの変速は5速なわけですが、現行のチェーンで5速対応を謳ってるモノは既に無く。
というわけで、現在装着してるチェーンのピッチと、内幅、外幅を実測してみて、ピッチ12.7mm、外幅7.1mm、内幅2.4mm。
SHIMANOの6/7/8速用のCN-HG40が使えると判断。
こちらは、付け替えて変速してみて全く問題無し。
まぁ、5段しかなくギア間の距離が広いので、厳密な調整が必要って言う事はなさそうです。
そもそもWレバーなので、変速時の精度は、乗ってる人のカンが頼りです。
ブレーキーシューは一般車向けを
ブレーキシューは、現行製品でセンタープルブレーキを製造してるのはダイヤコンペのみ。
通販で購入はできなくはなさそうですが、送料込みで考えるとかなり割高。
この頃のブレーキって、そんなに強烈なストッピングパワーを発揮する類のモノではないですし、競技やロングライドで使う訳でもないので、一般車向けの汎用品を試してみました。
一般車向けのシューは、角度も、トーインも調整できないものの、柔らかいゴムを使ってるみたいで意外と使えてしまいました。
音鳴りもしません。
あまり握力がないヒトが普段使いするのなら、これで十分かも。
実際のトコロ、センタープル専用品を用意しても、ブレーキ性能が劇的に向上しそうな気もしませんし、それよりも安い一般車向けのシューを頻繁に交換するっていうのも、ありですね。
このあたりの自由度が、構造がシンプルな自転車ならではのメリット。
もちろん、競技向けや、パフォーマンス優先で組んだ自転車で、こーゆーいい加減なコトはしちゃダメでしょうが。
早く走るのだけが自転車ではない
こーゆー大事にされてきた自転車に触れてると、別に早く走ったり、山に登ったり、距離を乗る事だけが自転車じゃないよな…っていう魅力を再発見したりします。
今の自転車だと、このクラスの自転車ならMTB用のコンポで組んだりするので、ブレーキはVブレーキ。
あれって、ちょっと無骨なので、可愛いい自転車に仕上げたいならセンタープルブレーキなんていよいよ魅力的に見えます。
そのうちブレーキワイヤーとかも交換しなきゃならないでしょうが、これだったらアウターチューブをピンクにしたりすると、もっと愛着が沸きそうです。
まぁ、自分の自転車じゃないんですが、長く乗ってもらえるようにお手伝いしていきたいですね。