安全と健康ってのは、自転車乗りにとっては最至上命題と言っていい。
安全をないがしろにして怪我なんかしたら意味がない。
パフォーマンス向上に気を取られて、健康を損なったら本末転倒。
いずれにしろ、自転車競技で飯を食ってるわけではないので、この二つの命題は、一生かけてクリアしなきゃならないテーマ。
競技には参加しない
アマチュア競技を否定してるわけじゃなくて、あくまで個人的な方針ですが、たぶん、自分は今後とも競技には参加しない。
特に集団で走るロードレースやクリテリウムは、機会があっても参加はしないだろうと。
集団競技で走った場合、自転車のスピードは50km/hを超えることも珍しくなく、そのまま落車して路面に叩きつけられる場合、怪我の程度は、スキルによってコントロールできるものではなくて、ほぼ運。
死亡事故になることだったある。
そこまでいかなくても骨折のような大きな怪我をしたり、後遺症が残ったりした場合に、それを納得できるような覚悟が自分にはない。
その後の人生、ずーっと後悔して生きるような気がする。
せっかく自転車に乗るという楽しみがあるのに、それで後悔するような人生は送りたくないですから。
まぁ、その辺の覚悟を決めて踏み込めば、新しい楽しみも見つかる気がしますが、当面はその日は来なさそう。
健康を損なうまで頑張らない
ロードレースやクリテリウムと違って、ヒルクライムやタイムトライアルのような競技であれば、単独で走るコト、速度は本人の実力次第なので、そこまで落車時の危険性は高くない。
むしろ、締め切った競技コースの中で走れる分、一般公道をツーリングするよりも安全であるとも言える。
でも、たぶん出場はしないと思うんですよね。
人間だれしも、競技、競争となれば、少しでも良い成績を出したくなるもので。
となると、やっぱりそれなりに練習量を増やして頑張ってしまう。
実際、ここ数年、ヒルクライム大会とか出てみようかな…って思って春先から、ちょっと頑張ってみたときもあるんですが、大抵、体のどっかに無理がかかって痛みが出たりして、あまりタイム向上へのモチベーションが維持できないんですよね。
年齢も関係してるとは思うんですが、根本的なフィジカルの強度が足りてない気が…
そうでなくても、何かしらの怪我や病気の時の治り具合は、若い時に比べたらめちゃくちゃ遅くなってますし。
で、いざ本番になると、やっぱり頑張っちゃうと思うんです。
ちょっと膝が痛くなっても、今日が本番だし頂上まで持てばいいや…的な感じで。
競技としてはそれでいいんですが、それが原因で、その先1~2カ月とか膝の痛みが残ったりしたら、その後のライドが楽しくない。
それはいや。
楽しむことを楽しむ
まぁ、ここまで書いてきて自分でも良くわかりますが、一般的な自転車乗りに比べても、競技的なモチベーションを維持する力が全くなくて、もっと楽して楽しみたいっていう軽い動機が自分の自転車に対するモチベーション。
実は、先週は少々体調を崩してて、そんなこともあってこんな駄文書いてますが、でも自分の中では大事なコトのような気がします。
同じ自転車乗りでも、楽しみ方は人それぞれなんで、自分なりの楽しみ方で、楽しむことを楽しむ…ってあたりが肝要。
ただし、安全と健康は一番大事なコトなので、そこ、忘れないようにしたい。
自転車が元で、病院に行くってのは、できれば一生したくない。