自転車のメンテナンスには、ネットは欠かせない。


自転車のメンテナンスするにあたって、インターネットというのは本当にありがたい。

自転車のメンテナンスっていうのは、言葉で聞くとたいしたコトは無さそうに聞こえるかもしれませんが、実は意外と厄介。

特にスポーツサイクルについては。

というのもスポーツサイクルにおいては機材開発競争がけっこう激しくて、トップグレードのパーツは1,2年で新しい規格が登場して、それが徐々に下のグレードのパーツにも適用されていく…というコトの繰り返し。

結果として、すごくたくさんの種類の規格が存在していて、それぞれにメンテナンス方法が違う…という状況。
アスリートの方々には良い状況なのでしょうが、メンテナンスする立場からは、ちょっと大変。

メンテマニュアル本も多数出版されていて、自分もいくつか持ってますがメーカー、型式ごとに違う全ての規格を網羅するなんて、とても出来ませんです。

結果として、ちょっとややこしいメンテナンスをする場合、従来は経験値の高いショップにお願いするしか無かったモノが、ネットの普及で大きく変わりました。

SHIMANOオフィシャル情報の充実

まず、自転車用パーツの最大手、SHIMANOですが、こちらはメーカーで発行してるパーツのマニュアルが全てネットから入手できます。

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部品の構造図から取り付け方法、調整方法まで、オフィシャルの情報がきちっと入手できますので、多少古い規格のパーツでも、こちらで型式を確認すれば、メンテナンスのおおよその見当はつけられます。

少々ノウハウ的な記載には欠けますが、基本となる情報が充実してるのはメンテナンスの参考になります。

ネットショップ情報の充実

こちらのネットショップも、メンテナンス情報が充実してます。

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ネットショップとしてはリニューアルされてから使いづらくなったため、あまりお買い物しなくなりましたが、こーした情報が充実してるのは流石、サイクル系ネットショップの老舗です。

ちなみに最近はサイクルヨシダさんの方をよく使ってて、こちららは商品がパーツのシリーズ毎に分かれてたりするので、ちょい古めのパーツを探したりするときは圧倒的に便利です。

都度都度お世話になっております。

個人ホームページの充実

そして何と言っても、個人で情報を発信されてる方々の情報の充実度は圧倒的。
ニッチなパーツの情報も含めて、いわゆる自己責任となるようなメーカー公式には互換性の無い部品の使用報告など、参考になる情報が山のようにあります。

メーカー名や型式、作業内容などで検索すると、高い確率で情報が得られる状況ですので、こちらは各自で探してみて下さい。

うちのblogでも5500系105だの、530系Deoreだの古い規格のメンテ写真とか載せてますが、こーゆーのが他の方の参考になれば。

まぁ、どれも10年超の部品なので、あんまりユーザーはいらっしゃらないかもしれませんが、古い自転車を長く乗り続ける…っていうのはそれはそれで楽しいモノなので。

近々、105は5500系→5600系への総取っ替えを予定してますので、多少はユーザーがいらっしゃうようになるかな?

多彩な楽しみ

最長20年、最近のでも10年超の自転車を乗ってるコトからもお分かりだと思いますが、自分の場合は、最新の機材に交換することにはそんなに興味がない。

古い自転車、愛着のある自転車を、自分の手でメンテナンスしながら長く乗り続ける…というのは、これはこれでとても楽しい作業ですし。

もちろん、自転車に乗って、寒風山に登るタイムが10秒でも、5秒でも短縮できれば、それだけ自転車に乗るフィジカルが向上したことになりますし、それもそれで、すごく嬉しい結果です。

その意味では、機材を交換しながら大会でタイムを出すことに情熱を燃やす方々の気持ちもよくわかる。
自分の身体を苛めながら、ひたすらフィジカルを鍛えていくのも、これまた修行のような楽しさ。

一方で、自転車に乗って運動しながら、比較的ハイカロリーなおやつを楽しむというのも、しばしばやってますし、これもこれで楽しい。

まぁ、どれもこれも中途半端という気もしますが、中途半端に楽しむというのも、これまた楽しみ方です。
プロアスリートではありませんので。

シンプルを楽しむ

結局のところ自転車というシステム自体がとてもシンプルに作られていて、あらゆるトコロに自分で手を入れられるし、それぞれが自分なりの楽しみ方を見つけられる。

スポーツであり、ホビーであり、ライフスタイルであり、ヘルスケアであり、ダイエットであり、パーツマニアであり、坂バカであり、逆風好きだったり、工具マニアであり、スイーツマニアであり、それらが全てあり…っていうのが最大の魅力。

そのへん、伝えていければいいな。

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