ディレイラーハンガー交換 その3


実はディレイラーハンガー交換時にもう一つ問題がありまして。

交換後にディレイラーを付けても、どうしてもトップ側への変速がうまく決まらず、GREAT EARTHは、あまりトップを使わずにこなすコトになりました。

で、GREAT EARTH後に、落ち着いてハンガー回りをチェックして、どうやらフレームの取り付け面の加工精度がそこまで出ていないために、依然として僅かに内側に傾いて取り付けられてるっぽいコトが判明。

hanger1

この図でいうと、フレームと、ハンガーの接合面自体が下にいくにつれて、左に傾いてる…と。

まぁ、フレーム職人に一本一本作ってもらった高級フレームじゃないですから。
工場での大量生産フレームに、それほどの加工精度を求めるのは間違いです。

アルミテープで修正

対策は3つ。

1.フレームの取り付け面を加工
2.ハンガーの形状を加工
3.取り付けを工夫する。

1.と2.はそれなりに技術が必要ですし、何より加工を失敗した場合に修正が困難。
というわけで個人レベルであれば3.の取り付け方法の工夫をするのが妥当。

実際には、ハンガーの取り付けナットの下側にアルミテープを貼り付けて、微妙に取り付け確度を外側にずらしました。

hanger2

図だと、誇張してるので大きく外側に曲がってますが、実際にはこれで垂直に修正できてます。
こういう修正をあんまりやり過ぎると、強度が落ちたり、ガタが出たりと、機能に影響が出ますが、アルミテープ1枚ぐらいなら、現場あわせの手法としては妥当でしょう。

このあたりはセンスですので、誰かれにもお勧めしませんが、このぐらいの修正のために大枚はたく必要はないと思いますので、工夫しましょう。

実際、テープ1枚で効果は絶大。

なかなかいうこと聞かなかったトップ側の変速がスムーズになりまして、これでようやくハンガー破損前に復帰です。

めでたしめでたし。

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