ツール・デ・フランドルが見れませんでした


昨年までサイクルロードレースと言えば、JSPORTSに加入すれば思う存分楽しめるのが、日本のサイクルロードレースファンにとって大きな楽しみでした。

自分も以前は春夏秋と加入して年間のヨーロッパのサイクルロードレースを楽しんでまして、最近はさすがにそこまで見てる時間がとれなくて(特にツール・ド・フランスは中継時間が長い!)、4月から5月だけ加入して、春のクラッシックと、ジロ・ディタリアを楽しむのが恒例になんってたんですが…

なんと、今年はどちらもJSPORTSの中継カレンダーから外れています。

何故!

原因はDAZN

イギリスの大手スポーツ配信チャンネルDAZN。

こちらが放映権を買ってしまったためです。

まぁ、買われちゃったなら、買われちゃったんで、それはそれで仕方なくて。

余分な出費になりますが、DAZNに加入して視聴するしかないか…うーん、英語での中継だとあんまりよく聞き取れないし、日本語の解説つけてくれないかな~とか思ってたんですが…

ロンド・ファン・フラーンデレン。

日本での通称ツール・デ・フランドルは、放映権を取得したDAZNが配信を行わなかったために、日本では一切視聴することができませんでした。

まさか、一切の視聴方法が奪われるとは思わなかった…

Youtubeでの配信があった…とか後で情報入ってきてましたが…なんとも。

誰も得をしていない

サイクルロードレースの主催団体というのは、どこもそんなに大きな経営力があるわけじゃないらしく、大手配信会社が破格の金額提示してくれば、それは契約せざるを得ない。

ただ、その結果、今までテレビで見てファンになってきた層をごっそり逃がしてしまうことは、それはそれで大きな痛手なはず。

配信会社は権利だけ買って売上にならず。
日本のファンは一切の視聴手段を奪われ。

誰も得をしていない。

こんなコトは行われるべきじゃないんだろうけど、まぁ、契約上そうなってるんなら、只の一視聴者としては、それ以上のコトは何も言えない。

もちろん、今回のことでDAZNという会社に対する印象は物凄く悪くなりましたし、来月のジロの中継だって英語のみなら契約する必要はないかと考えなおしましたし。

もうサイクルロードレースの中継自体、どーでも良くなったかも。

本来、スポーツ文化を広めて、その普及に貢献して、それを売上につなげて活動していく配信企業が、自ら経営上の判断でスポーツ文化を破壊するような行動をしたことに、大きく失望しています。

サービス開始初年度というコトを差し引いても、素直に納得できるような状況でもありません。

今後、DAZNのサイクルロードレース中継が、どのような形になるのかは全くわかりませんが、できればスポーツ文化の育成に貢献できるような形に変わっていくことを強く希望します。


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